




双葉町 その大きな空間=可能性に どんな火種を起こすのか
双葉町、2011年に人が住めなくなった場所
あれから10年以上経ち、いまは180人くらいが住んでいる
ここでは、地域再生とか活性化とか成長とか
はたまた復興という言葉も どれも違う気がしたのだ
確かにここには今、多くの人はいない
ここに住んでいた多くの人は 地元への思いを持ちながらも
避難先で生活を立て直さざるを得なかった
ここでの仕事を続けることができなかった
ここでやり直すことも簡単じゃない
でも希望を持つことはできる
過去を取り戻すこととは別の、希望を描くことができる
それは”外”にいた僕らにも持てるはずだ
ここにある「空間」は、可能性だ
未来をゼロベースでつくっていける稀有な場所
日本の今までの社会システムを前提とすらせず
新しい価値観で、新しいまち、新しい社会、新しい世界を
ここに生み出すこともできる
それは誰かが考えてすぐに描けるものではない。
時間をかけて、見えてくる。
きっかけとなる時間を、共に。
この地は日本の人たちにとって忘れられないことが起きた大事な場所。
そのことの意味を僕らはどう捉えることができるだろうか。
もしかしたら関わりのきっかけとして活かすことができるかもしれない。
日本全体の、あるいは世界の人々が、何かを考える場所になれるのだから。
このチャレンジは、辛酸をなめた被災者の方や地域社会のために
必ずや新しい可能性を生むはずだ。

Session 3
新たな可能性を秘めた都市計画の可能性とリアリティ
誤解を恐れずに言えば、双葉町はこれまでにない可能性を秘めた都市と言えるのではないだろうか。 人口減少による縮退が地域の課題として論じられるが、もしかしたら双葉町は20世紀の開発的都市計画そのものを全面的に見直して、縮充へと向かう新たな地域づくりのモデルとしての可能性があるのではないかと思う。 双葉町から日本全体の縮退に対する解決策を探っていく。
Session 3
新たな可能性を秘めた都市計画の可能性とリアリティ
誤解を恐れずに言えば、双葉町はこれまでにない可能性を秘めた都市と言えるのではないだろうか。 人口減少による縮退が地域の課題として論じられるが、もしかしたら双葉町は20世紀の開発的都市計画そのものを全面的に見直して、縮充へと向かう新たな地域づくりのモデルとしての可能性があるのではないかと思う。 双葉町から日本全体の縮退に対する解決策を探っていく。
